沖縄に移住してきた人にその理由を聞くと、たいていの人が「ストレスから解放されたいから」と答えます。でも沖縄移住をすれば本当にストレスフリーな生活が出来るのでしょうか?検証してみました。

収入減でストレスフリーは無理?

本土から沖縄に移住をしてきて最初にビックリするのが賃金の安さです。私も沖縄移住組ですが、給料は移住前と比べて半分以下でした。私の場合は移住前と同じ業界に就職したのですが、仕事の内容は本土よりもハードなのに給料は半分…。しかも試用期間中は時給制でしたので、その時給は高校時代のアルバイトよりも低かったです。

かといって沖縄の物価が本土の半分ということはありません。那覇市のように都心部だと家賃も東京並みですし、食材などは地元の物でなければ空輸となりますので割高です。衣料品は「沖縄だから安い」ということは絶対にありませんし、税金だって特別安いということはありません。

もちろん長く住み続けていれば暮らし方の工夫もできるようになりますが、収入は確実に下がりますので本土と同じような生活をすることは難しいです。(公務員は別ですよ!)

まして暮らし方を変えられないと、「収入のために暮らしの質を下げるのは無理!」と思い込んでしまいます。もちろんこの考え方のままだと毎日がストレスだらけになってしまいます。

働き方の選択肢が思っている以上に少ない沖縄

「働き方改革」なんて言われていますが、沖縄の場合は働き方の選択肢はそれほどないと思った方が良いです。

もちろんフリーランスという働き方であればいろいろな選択肢が考えられるでしょう。でもフリーランスは会社勤めと違って固定給がありませんので、安定収入がある暮らしを手に入れるのはとても難しいです。

同じフリーランスでも、横のつながりがもともとある地元出身者であれば工夫次第でいろいろな仕事が出来るでしょう。でも横のつながりを一から作らなければいけない移住者にとってはそれもまた厳しいのです。

もちろん「自給自足の生活」という暮らし方もありますが、それでも「まったくお金が要らない」ということではありません。やはり何かしらお金になる仕事を作らなければ自給自足の生活は成り立ちません。さらに思い悩む時間が増えればストレスはたまります。そのため最終的にはストレスフリーな生活とは程遠い現実と向き合わなければいけなくなります。

沖縄の横社会に馴染めるかがポイント

ストレスを感じる大きな要因に「人間関係」があります。移住する前であれば「沖縄のようにのんびりした場所なら人間関係に悩むことはないだろう」と思うでしょう。でもそれは間違いです。

沖縄は横のつながりを重視します。横のつながりで大事なのは人間関係です。もちろん人と人との付き合いですから意見の違いは生まれます。でも沖縄では「つながりを守ること」を優先するので、衝突を避けるためにどちらかが折れなければいけません。

しかも沖縄はどこにいても知り合いがいます。「縁を切った!」と一方的に宣言したとしても、縁を切った相手とどこかでバッタリ顔を合わせることはよくあるのです。しかも悪い噂はすぐに横のつながりで広まっていきますので、あなたの知らないところでとんでもない噂になっていることもあります。

こうした沖縄特有の事情をちゃんと理解したうえで横社会に馴染むことが出来るなら、そこそこのストレスは感じても沖縄生活そのものが嫌になることはありません。でも横社会に馴染めないのであれば、あなたのストレスはどんどん積み重なっていきます。しかもそのはけ口は時間と共に減っていきますので、最終的にはストレスで心が病んでしまうこともあります。

沖縄移住生活は想像以上にストレスがいっぱいある

のんびりした雰囲気やゆったりとした時間というのは、あくまでも観光客の視線から見た沖縄です。でも沖縄に移住をするとなればそれだけでは生活できません。ストレスフリーな生活を送るためには、沖縄の社会にあなたの考え方や暮らし方を合わせていかなければ難しいのです。

もちろん沖縄の暮らしに馴染むことが出来れば、多少のストレスはあっても笑いで跳ね返すことが出来ます。でも移住前の理想が大きければ大きいほど、考え方の切り替えが難しくなります。ですから沖縄で本当にストレスフリーな生活を送りたいのであれば、ありのままの沖縄を受け入れる勇気が大事ですよ。

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