沖縄には毎年数万人といわれる移住者がやってきます。そして毎年同じ数のリタイヤ組が島を去っていきます。沖縄に憧れて移住してきたはずなのにたった1年で沖縄を去っていく移住リタイヤ組の本音とは?

おいしいお店がない

ゴーヤーチャンプルー

沖縄県民にこのセリフをいうと激怒されるのですが、実際に移住してきた当初の私も同じように思っていた時期があります。今の私は「おいしいお店の定義」が移住者と沖縄出身者の間で大きく違っていることがこの差だということをわかっています。でもたった1年ではそこまで気が付きませんでした。

まず沖縄県民にとっておいしい店は「気をつかわず楽しくみんなで食事ができる店」と考えている方が大部分を占めています。

東京などのような大都市では「ひとり飯」というものが定着しています。だから「おひとり様専門店」なんてものもあります。しかもこれが人気です。でも沖縄では多分このタイプのお店は流行らないです。なぜなら「食事はみんなで楽しむもの」という考えが基本にあり、これがおいしさスパイスの1つになっているからです。

でも移住者にとっての「おいしい店」は、【良い食材】【インスタ映えするメニュー】【いろいろなジャンルのスペシャリストが作る料理たち】のことです。和食であればいわゆる和食の鉄人みたいな感じでしょうか?つまり「食ありき」なのです。

沖縄で「味」の美味しいお店はもちろんあるのですが、簡単に見つける事はできません。居酒屋や食堂を巡っていてはなかなか辿りつけないでしょう。

沖縄ではなるべく安く大人数が入れて食べ飲みが出来るお店がウケますが、そういったところには本当の美味しいお店はなかなかありません。※無い訳ではありません。

また、沖縄県民は濃い味を好みますので、沖縄県民に合わせた味付けが多い事もあり、薄味を好む県の方からは嫌われるお店も多いです。

そもそも薄味が好みの方が沖縄で外食を楽しむ事はなかなか難しい話しではないかと思います。

ストレス社会から逃げてきたのに結局ストレスだらけだった

仕事

ストレス社会に疲れ切って沖縄に移住をしてくる人が多いです。特に女性移住者の多くはこれが移住決断の理由です。でもね、沖縄だってストレスが全くないわけではないのですよ。

ただ本土と大きく違うのは横社会であるということ!横社会はいい意味でも悪い意味でも使われますが、基本的に人との付き合いを大事にする社会ということです。

でも人との付き合いはいいことばかりじゃないですよ?それは沖縄県民だって同じです。そうはいっても横のつながりがプライベートだけでなくビジネスにも関係してくることを知っているので、嫌だなぁと思う人とも何とか付き合おうと努力していくのです。これって意外とストレスなのですよ?

それに人付き合いって結構面倒ですよね?それは移住者であっても沖縄県民であっても同じです。

ただ移住者から「面倒な付き合いはしません!」といきなり拒否されてしまうと、人付き合いのプロである沖縄県民もさすがに「なんじゃ?この人?」と思います。それでも何とかして仲良くなろうとアプローチしてきます。それに対しても断固拒否をし続けられると、さすがの沖縄県民も「あれはだめだ…」と諦めます。

こうした「必要のないものはいらない!」という潔い態度は、時間に追われる都会の生活では大切かもしれません。でも時間よりも人とのつながりを大事にする沖縄では必要ありません。このことに気が付かず移住前のペースで人との付き合いを続けていると、知らないうちに周りから人がいなくなります。

人がいなくなれば仕事もできません。愚痴を言う相手もいなくなります。ストレスはマックスになり、結局沖縄を去っていきます。はたから見ていると自分でストレスを作って自滅してしまったイタイ人としか見られていないのですが、たぶんそのことにも気が付かずに島を去ってしまうのでしょうね。

地元愛が強すぎてついていけない

沖縄移住

はっきり言っておきますが、沖縄県民の地元愛はハンパないです!沖縄という広い意味のものというよりは「生まれ育った場所」と限定して言った方が正しいです。でもこれっていけないことなのでしょうか。

だって沖縄以外でも地元愛が強い地域はあるはずです。だから沖縄だけが特別なわけではないです。ですから私は沖縄移住組ではありますが、この理由で移住をあきらめる人の気持ちはよくわかりません。

ただ一つ言えるのは、地元愛が強すぎる沖縄県民に付き合えないと思う人ほど本当の沖縄をみようとする気が最初からないのではないのかな?と思います。

だって飲み会で周りが私のまったくわからない地元の自慢話で盛り上がっていても、それはそれで聞いていて楽しめます。「なんでこんなに盛り上がれるんだろ?」と最初は思いますが、そんな面倒なことは考えずに一緒になって楽しめばいいだけなのです。そうすれば地元ネタで盛り上がっている最中でも、ちゃんと周りが気を使って話をしてくれます。

だから地元愛が強すぎて結構しんどいと思うのであれば、素直に「もう少し詳しく教えて?」とか「私、ナイチャーだからそこのあたりよくわからないんだけど、どういうこと?」と素直に相手に伝えることが大事!場の雰囲気を壊さないように適当に愛想笑いをしてその場に座っている方が、正直言って沖縄県民は嫌います。(あくまでも私の体験上ですよ?)

もっと素直に沖縄を楽しめば移住生活は楽しい!

沖縄が好きで沖縄に移住してきたのであれば、沖縄のイヤなところを挙げ連ねるよりも毎日自分らしくマイペースに生きていくことが大事です。そりゃあ沖縄は文化がいろいろ違いますから、本土から見てみれば「ナニコレ?」なこともたくさんおこります。

でも沖縄の魅力は住み続けていくほど見えてきます。しかも沖縄県民はマイナス要素も転換していけるパワーを持っている人たちばかりです。そんな沖縄にせっかく移住してきたのですから、もっと素直に沖縄を楽しむのが私はお勧めです。

そうすれば今は「今日にでも帰りたい」という気持ちかもしれませんが、その気持ちも少しずつかわってくるはずです。そしていつかは「やっぱり移住してよかった!」と思える日が必ず来ますよ。

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