那覇市は沖縄本島内でも都会に位置するため、人口も多いです。でも沖縄移住となれば住みやすさの方が問題です。そこで那覇市は移住者にやさしい街なのか、それとも住みにくい街なのかを移住経験者目線で検証します!

お試しでとりあえず1年間住むのであればとっても住みやすい街

本格的な沖縄移住を考えるのであれば、まずは「働く場所」を探すのが第一ですよね?もちろんファミリー移住の場合は「移住は就職を決めてから」というケースの方が多いようですが、一人で沖縄移住する人のほとんどは「移住してからゆっくり仕事を探す」という人です。

でも一人で沖縄移住となれば、引っ越し費用のことなども考えて持ち込む荷物は最小限という人の方が多いですよね?実際に私もそのタイプでした。

沖縄は陸路で本土とつながっていないので、荷物が増えればその分引っ越し費用がとんでもないことになります。

となると沖縄移住生活で必需品となる車は、引っ越しの荷物の中には入れられませんよね?でも沖縄では車がない状態で職探しをするのはとても難しいです。

と言うのも、公共交通機関がある程度充実しているのは沖縄本島内でも那覇市だけで、その他の地域では少なくともスクーターくらいは持っていないと面接どころか求人情報を見にハローワークに行くことすらできません。

その点、那覇市は便利です。那覇市の中心部には観光スポットの国際通りがありますので、通りを歩いているだけでもたくさんの求人情報をゲットできます。またハローワークも国際通りから歩いていけない距離(あくまでも本土出身者のレベルで考えてくださいね)ではありません。市内線のバスに乗れば100円玉3枚あれば国際通りからハローワークまで移動できます。

だから「ひとまず沖縄に移住して、生活に慣れたらゆっくり仕事を探そう」という人には、那覇市内はとても住みやすい街なのでおすすめです。

できるだけ固定費を抑えたい人にとっては住みにくい街

那覇

沖縄移住をするとなれば、住む場所も決めなければいけません。どんなに安い賃貸住宅でも、契約すれば毎月家賃が必要になります。もちろん家賃以外にも光熱費や社会保険料などの支払いは必要になります。

そしてちょっと頭が痛いのが「市民税」です。賃貸住宅に住むとなれば住民票も那覇市に移しますよね?そうすると那覇市の市民税を納付する義務が出てきます。ただし那覇市の市民税は意外と高い…。

「沖縄は米軍基地があるから税金は安いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、那覇市内には一般的にイメージするいわゆる「米軍基地」がありません。那覇港湾施設と呼ばれるエリアはアメリカの陸軍が使用しているのですが、あくまでも「日米軍基地」と呼ばれています。管理そのものはアメリカ軍が行っているので許可証がない場合は県民が自由に入ることはできませんが、「世界一危険」と呼ばれる米軍基地のイメージとは全然違います。

なぜなら那覇港湾施設は「軍港」として使われているからです。そのためこの基地が直接市民生活に影響を与えるということは考えられません。

そのせいなのか那覇市の市民税は、他の地域と比べて高いように思います。私は過去に那覇市の隣にある浦添市に住んでいたことがありますが、浦添市もどちらかというとかなり都会的な街です。「那覇のベッドタウン」として人気がある街なので市民サービスも那覇市並みに充実していましたが、市民税は那覇市よりも安かったです。

さらに那覇市以外の地域に行くには、どうしても車が必要になります。もちろんバス通勤という方法もありますが、那覇市内には交通の便があまり良くない地域もあります。ただしこうした地域の場合、家賃は安いので、移住後初の住居としては手頃です。その代り「車」は絶対にないと生活できません。ですから車の維持費も固定費としてかかってきます。

つまり那覇市は「家賃が高い」「市民税が高い」「車の維持費がかかる」の3つが毎月の固定費としてかかってくるので、少しでも月々の出費を抑えたいと考えている人にとっては住みにくい街と言えます。

「自然豊かでキレイな海が見える」は那覇市内では実現不可能

那覇市にも自然が豊かな場所はあります。また周囲を海に囲まれていますから、海が見える地域もあります。でもどちらもあなたが今イメージしている「沖縄の自然」「沖縄の青い海」とは違います。

那覇市民の私ですら沖縄らしい風景を見たい時には、車に乗って恩納村や南城市などの観光地に出かけます。また那覇市内には通称「なんみん」と呼ばれる波の上ビーチがありますが、わが子をビーチで海遊びさせようと思うのならやっぱり車で海がきれいなビーチまで出かけていきます。

だからあなたが「自然が豊かでキレイな海を見ながら毎日を暮らしたい」と考えて移住をするのであれば、間違っても那覇市はNGです。

車がなくても都心に居れば不便を感じないから移住者には住みやすい

車がなければ日常生活にも困る沖縄ですが、車を持たないと決めているのであれば那覇市の都心部ほど暮らしやすい街はありません。

もともとアメリカ軍の基地があった場所が返還されたことによって発展した「新都心・おもろまちエリア」は、大型ショッピングセンターも集まっていますしオシャレなカフェや雑貨店もたくさんあります。映画館も美術館・博物館もありますので遊ぶところに困ることはありません。またモノレールの駅もありますし、駅からは市内線・市外線のバスもあります。

新都心

さらにレンタサイクルも新都心・おもろまちエリアは結構充実しています。しかも必要な時に利用すればよいですし利用料金も格安です。だから維持費がかからないだけでなく、自転車を管理する場所を確保する必要もありません。

つまり車がないことを前提に沖縄で生活をしたいのであれば、那覇市の都心部に住めば全く問題ありません。

家賃はやや高めですが、車の維持費がかからないことを考えれば差し引きゼロ!しかも比較的新しい賃貸物件ばかりなので、内装もきれいだしオシャレです。たまに沖縄らしい風景が見たくなれば、レンタカーを借りてドライブに行けばOK!沖縄では12時間レンタカーを借りても数千円です。

こうして考えてみると那覇市でも都心に暮らせば、移住前の生活レベルとほとんど同じレベルで快適に過ごせるだけでなく、休日には沖縄の美しい景色を満喫する生活が出来ます。

那覇市への移住をどう感じるかは「あなたの移住の目的次第」

那覇市での生活が「暮らしやすい」と思うか、それとも「住みにくい」と感じるかはあなたの移住の目的に関係すると思います。私が移住するきっかけは「夫の転勤」がきっかけでしたので、那覇市に住んでいますが住みにくいと感じたことはありません。でも那覇市に住んでいるかぎり、「沖縄の豊かな自然や海に囲まれている」という実感は正直一度もありません。

だからあなたの移住の目的次第で「暮らしやすい」「住みにくい」は変わってくるというのが、移住経験者の私の意見。もちろんあくまでも私の個人的な意見ですので、移住先を探す時の参考程度にしておいでくださいね!

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