沖縄に移住をする理由は、人それぞれあります。その中の一つに「沖縄には花粉症がない」というものもあります。でも本当に沖縄には花粉症がないのでしょうか?沖縄移住の意外な理由からその秘密を探ってみます。

日本の花粉アレルギーってとんでもない数があった

2014年1月に当時の環境省が発表した『花粉症環境保健マニュアル2014』によると、国内で報告されている花粉アレルギーの種類はなんと約50種類もあるといいます。その中で最も患者数が多いのが「スギ花粉」による患者です。

春になると「スギ」と「ヒノキ」の花粉注意報がニュースなどでも見られますが、ヒノキ花粉はスギ花粉と共通する抗原を持っているため一般的に「スギ花粉アレルギー」といいます。

とはいえ日本国内でアレルギー反応を引き起こす樹木にはケヤキやコナラ、クヌギ、シラカバなどたくさんの種類があります。こうした樹木は本州ではそれほど珍しいものではありませんので、花粉症を発症してしまうリスクがあるというのはよくわかります。

さらに残念なことに花粉症は樹木だけでなく、イネ科やキク科、アサ科の食物花粉でも起こります。そのため花粉症の症状が出たとしても「どの花粉に対してアレルギー反応を持っているのか」ということを調べなければ根本的な解決は出来ないのです。これこそが花粉症の恐ろしさというわけなのでしょう。

花粉症で最も良い対策は「花粉を寄せ付けない」だった

花粉症になると鼻水や鼻づまり、目の痒みだけでなく咳やのどの痛み、目の充血など様々な症状が出てきます。残念ながら花粉の症状は空気中に紛れているアレルギー花粉に反応して起こるため、外出をしないで家に籠っていない限りどうにもしようがありません。

最近は国内で最も患者数が多いスギ花粉に有効な治療として「舌下免疫療法」というものがありますが、この治療も即効性があるわけではなく、また「確実に治る」という治療でもありません。

なにしろ治療に効果が出るまでには3年以上かかる上に、完全に治癒する割合は2割程度といいます。運よくその2割に該当すればよいのですが、治療を受けた6割の人は症状が軽くなった程度だといいます。それどころか残りの2割の人は「治療を続けてもほとんど効果が得られなかった」というわけですから、治療を受ける判断としては相当悩むはずです。

所詮花粉症の薬は症状の緩和程度

もちろんこれまでも花粉症の薬として様々なものがあります。目の痒みを抑えるための点眼薬や鼻水・鼻づまりの症状に効く点鼻薬、さらに皮膚の痒みや湿疹を抑えるための塗り薬や飲み薬など様々です。でもこれらの薬はあくまでも「症状を軽くする」という程度にしかならず、花粉症のストレスから一生解放されるということではありません。

さらに残念なのは、現時点でスギ花粉以外の花粉に対する治療がないということです。そのため「対処法はあるけれど花粉が飛び始めたら我慢するしかない」というのがほとんどです。

最も良いのは花粉に近寄らないこと

花粉症にまつわる状況から考えると、「アレルギー反応を起こす花粉に近づかないこと=究極の花粉症対策」といえます。でもそのことが分かっていたとしても、生活の拠点を移すというのは難しい…。何しろ日本全国にスギやヒノキの花粉は飛び回っているのです。

沖縄にはスギがない!

一見すると絶対に不可能だと思われるスギ花粉からの完全避難ですが、実は日本国内で唯一実現できる場所があります。それが「沖縄」です。

沖縄には、あの厄介な花粉アレルギーを引き起こすスギがありません。もちろんテレビなどの花粉飛散情報にも、これまで一度も沖縄がピックアップされたことはありません。それどころか環境省が設置している花粉観測システムでも、沖縄は対象外となっています。つまり沖縄にはスギ花粉の心配がないのです!

花粉症が理由で移住する人は本当にいる

花粉症が原因で沖縄に移住する人は、実は意外といます。とはいえ移住者の多くは「定住型」ではなく「プチ移住型」となっています。

何しろスギ花粉が飛散する時期は、一年の中でも限られています。特に被害が多いのは、3~5月にかけての春シーズンです。そのためこの時期に合わせて沖縄に移動し、花粉の脅威がなくなった頃に自宅へ戻るというわけです。

ただし花粉症も重度の場合は、完全移住を決断するという人もいます。実際に私の周りでも心当たりのある友人がいます。どれくらい酷い花粉症に悩まされていたのかはよく分かりませんが、いつだったかテレビ中継でスギ花粉が思いっきり飛散している様子が映し出された時有無を言わさずチャンネルを切り替えました。その時の様子から考えても、よほどひどい症状に悩まされていたのでしょう。

悩んでいるのなら試しにプチ移住してみるのもアリかも?

私自身は花粉症を患ったことがないのでその辛さがわかりません。でも本当に悩んでいるのであれば、一度花粉のシーズンに沖縄へプチ移住してみては?ちょうどその頃の沖縄は初夏のような季節。日中も平均25℃と非常に過ごしやすいです。

いきなり定住となるとかなり勇気がいりますが、治療のためのプチ移住と考えてみればあなたにとってもメリットがあるはずです。

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