雨

例年、ゴールデンウイークが終わった翌週ごろには、梅雨入りが発表される沖縄。本土の梅雨入りと比べると1か月程度早いのですが、高温多湿の地域であるだけに、梅雨入りする前からしっかりと対策をしておく必要があるのが沖縄流の暮らし方です。

沖縄の梅雨は事前に対策を!

大学入学を期に初めて沖縄で暮らすようになった人や、思い切って一人暮らしを始めた人、値段が安いこの時期を狙って長期滞在で沖縄旅行に来た人などは、初めての梅雨対策にかなり戸惑っているのではないでしょうか?

たしかに、その不安は正しいです。何しろ、きちんと梅雨対策をしておかないと、風呂場などの水回りだけでなく、部屋の壁や天井、クローゼットの中、果てはお気に入りの革製品にまでびっしりとカビが埋まっていることもあります。

では、本土と沖縄では、どんなところに梅雨対策の違いがあるのでしょう?

沖縄って日照時間が長いんじゃないの?

ビーチ

真っ青な海と強い日差しが印象的な沖縄ですから、高温多湿といっても、みなさんの中では比較的日照時間が長いようなイメージがあるのではないでしょうか?でも、そこが落とし穴なのです。

確かに、一年通して暑いイメージがある沖縄では、「太陽の日差し=夏の晴天」と思われがちですが、意外なことに、それほど日照時間が長いわけではありません。

年間の日照時間を見てみると、全国平均が1897時間であるのに対し、沖縄はこの平均値をはるかに下回る1774時間しかありません。しかも、この数値は、全国35位という結果!ちなみに、年間日照時間全国第1位なのは山梨県では、沖縄の日照時間よりなんと413時間も多い、2187時間です。

この違いを生んでいる大きな理由は、沖縄が夏でも海洋性気候であるという点にあります。確かに夏は強い日差しが照り付けますが、周囲をすべて海で囲まれているため天候が変わりやすく、たとえ晴天であったとしても、突然スコールに見舞われるということも少なく在りません。

ですから、梅雨の合間のわずかな晴天を利用して洗濯物を干したつもりが、スコールですべて台無しになってしまうということも、沖縄に住んでいればよくあることなのです。

東京の梅雨よりはるかに湿度が高い沖縄

雫

周囲を海で囲まれた島・沖縄は、一年通して湿度が高い地域です。梅雨の時期になると湿度が80%を超えることも珍しくなく、梅雨のピークとなる6月では、平均湿度が83%とまで上昇します。

実は、この数値は、日本全国の観測と比較しても、ずば抜けて高い数値なのです。この違いは、梅雨のピークを迎えた東京と沖縄の平均湿度を比較してみるとよくわかります。

6月中旬から7月中旬にかけて梅雨を迎える東京では、平均湿度が約70%です。東京では、年間平均湿度が62%ですから、約10%湿度が上がっている梅雨の時期は、多くの人が蒸し暑さを感じはずです。

とはいえ、年間平均湿度が74%の沖縄と比べると、梅雨のシーズンであっても東京の方が湿度としては低く、過ごしやすいといえます。しかも驚くことに、沖縄の場合、東京のピーク時よりも湿度が低いのは、12月と1月の2か月しかありません。なにより、最も過ごしやすいといわれている10月であっても、東京の梅雨と同程度の湿度があります。

このような理由から、沖縄の梅雨対策はしっかりとする必要があるというわけだったのです。

ウチナンチュはいつから梅雨対策を始めているの?

「なんくるないさ(なんとかなるさ)精神」が旺盛なウチナンチュですから、たとえ梅雨で大変なことになってしまったとしても、大抵の場合、それほど慌てたりしません。

それよりは、「こうなってしまったんだから仕方がない」とおおらかな気持ちで受け止めるのが、ある意味で沖縄流です。

でも、そこまで沖縄の色に染まっていない人には、この心理を理解するのはなかなか難しいはずです。それなら、いつから梅雨対策をしていれば、万一、梅雨の被害が出てきたとしても、比較的心穏やかに過ごすことが出来るのでしょう?

ゴールデンウイークまでには衣替えを済ませておく

沖縄では昔から、5月3日から5日にかけて行われる那覇ハーリーが終わると、梅雨が始まるといわれています。しかも、4月後半には湿度が70%を超えてきます。そのため、ゴールデンウイークが終わるまでに衣替えを済ませ、タンスやクローゼットの中の湿気対策を終わらせておくことが、何よりも大切です。

特に、不要となった毛布や冬物の衣類、ジャケットなどは、早めにクリーニングを済ませ、しっかりと防虫処理をしたうえで保管しておかなければ、次の衣替えの時に、悲惨な状況を目にすることになってしまいます。

また、見落としがちなのが、冬物のカバンや革製の衣類の手入れです。何しろこれを忘れていると、あっという間に色落ちや変形、変色を起こしてしまいます。面倒でも、一つ一つ汚れを落とし、シリカゲルを入れた収納袋でしっかりと保管しておくことが大切です。

ちなみに、冬に重宝したブーツも、きちんと手入れしていないと、二度と外で履くことが出来なくなります。ご注意を!

梅雨だからこそ怖いのがエアコンのカビ

部屋の湿度が気になるこの時期にフル稼働するのが、エアコンの除湿機能です。でも、長時間除湿機能でエアコンを運転させていると、エアコンの内部に湿気が溜まり、カビが異常発生してしまいます。

カビが生えた状態でエアコンを運転し続けていれば、当然ですが、健康に悪影響が出てきます。特にアレルギー体質の人は、エアコンのカビが原因で症状がひどくなってしまう場合もあります。

さらに、カビが繁殖を続ければ、それだけエアコンの風量は落ちますから、その分電気代がかかります。健康と節約のためにも、梅雨に入る前に一度エアコン内部をチェックしておくのがおすすめです。

カタブイ(スコール)をどう乗り切るかで梅雨は快適に過ごせる!

なにしろ、沖縄の梅雨は、激しい雨と亜熱帯地方特有のスコールをいかにして乗り切るかによって、梅雨の快適度が変わってきます。

特に、梅雨時期の天気予報は、基本的に信用しないのが一番!たとえ、出かける前には雲一つない空だったとしても、その数時間後には強烈なスコールが襲ってくることもよくあります。うっかり洗濯物をベランダに干してしまったり、濡れた時の着替えを忘れてしまうと、それだけで一日ブルーな気分になります。

何が起きても焦らなくて済むように、万全の準備をしておくことが、後でがっかりしないためには必要な沖縄の梅雨対策といえます。

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