沖縄県は美しい自然と琉球王朝時代から続く歴史、そして島ごとに異なる文化を持つ39の島々によって構成されています。そんな沖縄で「一番〇〇」と呼ばれるものを集めてみました。

沖縄で一番高い山

沖縄で一番高い山は、石垣島にある「於茂登(おもと)岳」です。沖縄では最高峰とされている於茂登岳ですが標高はわずか525.5mなので、「最高峰」とよばれてはいるものの日本国内の山々と比べてみると比較的小さな山だといえます。

於茂登岳

実は霊山として信仰の対象とされてきた於茂登岳

於茂登岳は、地元では「ウムトゥダギ」と呼ばれています。そもそも「ウムトゥ」は、沖縄では「島の大本」という意味があるといわれており、古くは霊山として沖縄の人々の信仰の対象とされてきました。

なんでも於茂登岳には「ウムトゥテラシィ」という神さまがいるといわれていて、島にあるあちらこちらの拝所ではウムトゥテラシィを祀る祭事が行われていたといいます。

ウムトゥテラシィは、もともとは日本から沖縄に渡ってきた3人姉妹の1人といわれていて、姉には首里の神さまがおり妹には久米島の神さまがいるそうです。日本から沖縄に渡ってきた当初のウムトゥテラシィは、妹の神さまと一緒に久米島に住んでいたそうです。ところがウムトゥテラシィが住んでいた山が妹の住む山よりも低かったため、ウムトゥテラシィは久米島を離れ石垣島の於茂登岳に移り住み島の守護神になったといいます。

沖縄で一番長い川

沖縄で一番長い川は、西表島にある「浦内川」です。川は西表島のちょうど中央部を流れていて、島の中心にある桑木山付近を水源としています。浦内川は支流まで含めると全長が約39㎞にもなり、マングローブ林などが生い茂る河口付近では川幅が約500mにもなります。

浦内川

浦内川はカヌーツアーで人気のスポットだった

沖縄で一番長い川とされている浦内川は、亜熱帯地方でしか見ることが出来ない珍しい動植物が集まっている場所でもあります。川沿いにはジャングルを思わせるような深い緑やマングローブの林、巨大ヒカゲヘゴなどが生い茂っています。ですから浦内川をカヌーで渡れば、まるでジャングルの中を探検しているような気分を味わうことが出来ます。

沖縄で一番長い橋

沖縄で一番長い橋は、宮古島と伊良部島を無料で渡ることが出来る「伊良部大橋」です。全長は3540メートルなのですが、これだけの長さがある橋なのに通行料を払わずにわたることができるため、「無料で渡ることができる日本で一番長い橋」でもあります。

伊良部大橋

昔は船でなければわたることができなかった伊良部島

伊良部大橋が開通したのは、2015(平成27)年のことで、それまでは宮古島から目でも見ることができた伊良部島ですら遠い存在の島だったのです。そのため伊良部島にわたるには、宮古島の平良港と伊良部島の佐良浜港を結ぶフェリーに乗らなければいけませんでした。さらに1940年にはこの航路上で船の転覆によって多くの死者が出る「伊良部丸遭難事故」が起こり、地元では早くから橋の建設を強く望む声が上がっていました。

島民たちの長年の願いが叶い開通した伊良部大橋は、無料で渡ることができるために島民たちの生活への負担は大幅に解消されました。さらに自由に宮古島と伊良部島を行き来することが出来るようになったことで、これまで近くて遠い存在だった伊良部島へも多くの観光客が訪れるようになりました。

沖縄で一番高い建物

沖縄で一番高い建物は、那覇市にある「リュークスタワー西棟・東棟」です。那覇市の中心地であるおもろまちに建てられた高層マンションなのですが、これが沖縄県で最も高い建物となっています。

リュークスタワーは高さ104.8メートルなのですが、丘の上に立つ高層マンションなので、モノレールに乗っていてもすぐに目につきます。さらに周辺にはリュークスタワーの高さに匹敵する建物などはありませんので、少し離れた場所からでもすぐに見つけることができます。

ちなみにこのマンションは、地上30階建てとなっています。「沖縄で一番高い建物が高層マンションだった」という方が意外というべきなのか、それとも…。まあ、これ以上は皆さんの判断にお任せしましょう!

沖縄で一番歴史の古い会社

沖縄で一番歴史の古い会社は、沖縄市にある酒造所「新里酒造」です。創業を開始したのが1846年で創業160年の歴史を持っているため、沖縄最古の泡盛酒造所・蔵元でもあるのですが、沖縄で一番歴史の古い会社でもあるのです。

現在で6代目となる社長は酒造りのプロであるだけでなく研究者としての顔も持っています。さらに彼の研究によって新たな酵母が開発され、そのことによって泡盛も生産量が飛躍的に向上しました。そのため沖縄県内では、泡盛業界の発展に大きく貢献した人物としても広く知られています。

6代目が開発した泡盛酵母とは?

6代目社長が開発した酵母は「泡盛101号」と呼ばれており、泡なし酵母ともいわれています。泡盛は製造段階で発生する酵母の泡の管理が難しく、しかもその管理が大変でした。これを6代目社長が研究の末に泡なし酵母を分離させることに成功したことによって、手間のかかる泡の管理の必要がなくなり、さらにアルコールの生成スピードも格段に速まったため泡盛の生産量が飛躍的に伸びたといわれています。

新里酒造は創業160年という歴史だけでなく、常に泡盛づくりにチャレンジ精神をもって取り組み続けるだけでなく、沖縄県知事賞受賞の常連蔵元の地位もしっかりと守り続けています。

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