南国沖縄を観光していると、どうしても暑さでのどが渇く!そうなると、ついつい目が行ってしまうのが、キンキンに冷えた自動販売機のジュースたち。ちょっと待て!そこはご当地ジュースの宝庫だぞ!

沖縄ご当地ジュース【バヤリースオレンジ】

バヤリースオレンジ

沖縄でオレンジジュースといえば、昔から沖縄バヤリースの「バヤリースオレンジ」のことを言います。

そもそも沖縄バヤリースは、1950年に設立した「バヤリース・カリフォルニア・オレンジ社」が前身にあります。ここからわかる通り、バヤリースというのはアメリカ生まれの企業。それが沖縄に上陸し、県内に工場ができたのが1950年のことです。この当時は、米軍基地内でのみ販売されていたのですが、翌年の1951年からは基地以外でも販売されるようになります。

販売当時のバヤリースオレンジは、1ℓ入りの瓶製品が主流。そこから、飲みきりサイズのガラス瓶が登場し、瓶製品のバヤリースオレンジが浸透します。1980年ごろになると、流通のしやすさや軽さなどからペットボトル製品が一気に浸透。現在では、ペットボトルがほとんどを占めています。

ちなみ沖縄のバヤリースオレンジは、本州のバヤリースオレンジと比べて味が違うといわれることがあります。沖縄のバヤリースオレンジの製法は、発売当初からほとんどその製法は変わっていないのですが、アメリカで濃縮されたベースを使って製造されているのが、沖縄のバヤリースオレンジの大きな特徴。

これに対して本州のバヤリースオレンジは、発売当初、原料となるオレンジに輸入制限がかけられていたため、アメリカのオレンジに似た日本の柑橘果汁やフレーバーを使って近い味のジュースを作り出してきました。だから、1950年ごろのバヤリースオレンジしか飲んだことがない人は、沖縄のバヤリースオレンジを飲むと味が違う感じるのかもしれません。

沖縄ご当地ジュース【ヒラミ8】

ヒラミ8

1982年に発売されて以来、沖縄県民ののどを潤し続けているのが、JAおきなわが販売する「ヒラミ8(エイト)」。商品名を聞いた限りでは、それが何のジュースなのかさっぱりわからないご当地ジュース。実はこのジュースは、沖縄特産の柑橘系フルーツ・シークヮーサーのジュースです。

そもそもヒラミ8の「ヒラミ」というのは、シークヮーサーの和名「平実檸檬」からとったもの。要するに、シークヮーサージュースのことです。

そして、謎の「8」。これは、濃縮したシークヮーサーの果汁をパッケージしたところからきているのだとか…。実際に飲むときは、水で4倍に薄めて飲むものだったので、500mlで販売していたヒラミ8を飲める状態にしてみると、250mlのジュース8本分になるところから、「8」が使われたといいます。

ちなみに、現在も沖縄県内でよく見かけるヒラミ8。ダイレクトにペットボトルから飲むことができるように調整されたものから、調理用としても使うことができる100%果汁のものまで幅広くラインナップ。もはや、ただのご当地ドリンクの枠を外れた、沖縄県民の健康ドリンクとなっています。

沖縄ご当地度リング【ルートビア】

ルートビア

これは、もはや沖縄県民以外でも名前ぐらいは知っているという人も多い、正真正銘のご当地ドリンクです。「ビア」といいますが、これはれっきとしたノンアルコールドリンク。グラスにあけてみると、見た目はコーラそっくりの黒色をした炭酸飲料ですが、味はこれまたコーラと全然違います。

そもそも、味はどんなものか…というと、はっきり言って沖縄県民の間でも賛否分かれる味。製造・販売しているA&Wの店内では、キンキンに冷えたルートビアをジョッキでがぶ飲みしている沖縄県民の姿であふれかえっていますが、それがすべての沖縄県民に当てはまるかというと、それは全く別の話。

なにしろ、「湿布のような味」「子供の風シロップみたいな味」「表現しがたい味」と散々な言われようです。とはいえ、その表現は決して間違ってはいません。

そもそもルートビアとは、複数のハーブを使って開発されたアメリカ産の健康ドリンクのこと。ですから、この味に慣れていなければ、そもそも飲み切ること自体が難しい飲み物なのです。

ちなみに、はじめてルートビアを飲むときは、ギンギンに冷えた状態のルートビアを飲むのがおすすめ。こうすると、多少なりとルートビアの独特の臭いを封印することができます。

沖縄ご当地ジュース【カーブチー】

柑橘系フルーツのイラストが描かれているのを見ると、「どうやらシークヮーサージュースの仲間らしい」ということがわかるのですが、名前を聞いただけでは、この飲み物が何を材料にしているのか全く分からないという人も多いはずです。

この「カーブチー」というのは、沖縄では非常にメジャーな柑橘系のフルーツ。小ぶりのミカンのようで、さっぱりとした酸味が特徴です。とはいえ、シークヮーサーほどの酸っぱさはなく、ほんのりと甘い飲み口に仕上がっています。

こうしたレアな果物系ジュースを作る天才といえるのが、「カーブチー」を製造・販売しているJAおきなわ。さすが、沖縄の特産品を知り尽くした農協グループ。

ちなみにJAおきなわでは、ほかにも沖縄特産の柑橘系フルーツ「タンカン」もジュースにして販売。自動販売機での遭遇率はカーブチーよりも下がりますが、お土産屋さんや地元のスーパーなどを地道に回っていれば、最終的には見つけられるはずです。

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